くらげになりたい。

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アイデアのつくり方を読んだら、アイデアの正体がなんとなく分かった気がする。。

「アイデアのつくり方」の感想文。というか、気になった言葉のクリップ集。

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アイデアのつくり方

アイデアのつくり方

読んだ感想

「 60分でよめるけど、一生はあなたを離さない本。」

と書かれている通り、さっと読め、シンプルに体系化されている本だった。

イデアのつくり方も書いてあるが、アイデアの正体を暴いている感じもする

イデアは0から生まれる「既存の要素の新しい組み合わせ」なのだと。

では、それをどうやって作り出すのか、そのための必要な過程と準備が例とともに書かれている一冊。

5段階でまとまってるけど、「言うは易く行うは難し」。。日頃のインプットが大事。。


クリップ集

p.14 アイデアを売る

今後はスペースを売るようなことはやめて、明日の朝からは一人のこらずイデアを売ろうと思うのです。

p.21 投機的タイプと株主タイプ

パレートは、この世界の全人間は二つの主要なタイプに大別できると考えた。この二つのタイプをスペキュラトュール及びランチェと名付けた。

この分類によるスペキュラトゥールとは英語の投機的というほどの意味である。つまりザ・スペキュラトゥールとは投機的タイプの人間ということになる。このタイプの顕著な特徴はパレートによれば、新しい組み合わせの可能性について夢中になっているという点である。

p. 23 株主タイプ

ザ・ランチェという言葉は英語に訳すと株主ということになる。どうも私にはストックホルダーよりはむしろ鴨にされる人のように思えるのだが...

この種の人々は、彼の説によると、型にはまった、着実にものごとをやる、想像力に乏しい、保守的な人間で、先にいった投機的な人々によって操られる側の人間である。

p.28 アイデアとは

即ち、イデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもないということである。

p.32 五段階の第一段階: 資料を収集する

五つの第一段階は資料を収集することである。
これは至極単純明快な真理にすぎないと諸君は驚かれるにちがいない。

にもかかわらず、実際にはこの第一段階がどんなに無視されているか、これまた驚くばかりである。

p.38 特殊知識と一般的知識

広告のアイデアは、製品と消費者に関する特殊知識と、人生とこの世の種々様々な出来事についての一般的知識との新しい組み合わせから生まれてくるものなのである。

p.39 アイデアと万華鏡

一つの広告おw構成するということはつまり私達が住んでいるこの万華鏡的世界に一つの新しいパターンを構成するということである。このパターン製造機である心の中に蓄えられる世界の要素が多くなればなるほど、新しい目のさめるような組み合わせ、即ちアイデアが生まれるチャンスもそれだけ多くなる。

p.47 第三段階

大切なことは、この段階もまた前の二つの段階と同じ用に決定的な、不可欠段階であることを体得することである。

ここですべきことは、問題を無意識の心に移し諸君が眠っている間にそれが勝手にはたらくのに任せておくということのようである。

だから、アイデア作成のこの第三段階に達したら、問題を完全に放棄して何でもいいから自分の想像力や感情を刺激するものに諸君の心を移すこと。音楽を聞いたり、劇場や映画にでかけたり、視野探偵小説を読んだりすることである。

p.50 アイデアが生まれるとき

「私は一つのことをとことん考え抜くことができます。」
「ついには完全な錯乱状態になって、その考えを放棄します。」
「すると、そのときになって何の明快な理由もなしに私の心に回答が飛び込んでくるのです。」

イデアの訪れてくるき方はこんなふうである。
諸君がアイデアを探し求める心の緊張をといて、休息とくつろぎのひとときを過ごしてからのことなのである。

p.53 最後の段階

多くのよいアイデアが陽の目を見ずに失われていくのはここにおいてである。

発明家と同じように、アイデアマンもこの適用段階を通過するのに必要な忍耐や実用性に欠けている場合が多々ある。しかしイデアをこのあくせく忙しい世の中で生かしたいのなら、これは絶対にしなければならないことなのである。

p.54 アイデアの作られる全過程ないし方法

  1. 資料集め ... 諸君の当面の課題のための資料一般的知識の貯蓄を絶えず豊富にすることから生まれる資料と。
  2. 諸君の心のなかでこれらの資料に手を加えること
  3. 孵化段階。そこで諸君は意識の外で何かが自分で組み合わせの仕事をやるのにまかせる
  4. イデアの実際上の誕生。「分かった!みつけた!」という段階。そして
  5. 現実の有用性に合致させるために最終的にイデアを具体化し、展開させる段階。

p.96 詩と散文、舞踊と歩行

「詩と散文」、「舞踊と歩行」論の方は、詩や舞踊よいった純粋のアートは、いわばそれ自身が "目的" であるのに対し、散文=実用分野歩行は、たとえばある用件を相手に伝えるための手紙や、どこかに所用があって出かける外出のように、ある目的を果たすための "手段" なのだ、といった論旨であった。

この論法を借りると、広告の本質が散文・歩行、つまり手段であることに、昔もいまも変わりない。しかし、訴求と説得を目的とするコミュニケーションであらう広告は、すべての恋人たちが詩人になると言われるように、多かれ少なかれ、つねに "詩的散文" であり、 "舞踊歩行" であると言えよう。

読んだ本!

アイデアのつくり方

アイデアのつくり方