最近、スタートアップ系の本を読んで、
「作るものが正しいかの検証する」ということを考えるように。
「意見」も「いいね」も「リツイート」も価値がない
「Google×スタンフォード NO FLOP! 失敗できない人の失敗しない技術」のp218の一文だが、おどろいた。
発言者/行動者が身銭を切っているかによって、価値が変わるなのだと書いてある。
- 有効な電話番号(身銭ポイント: 10pt)
- 例: 製品の詳しい説明をご希望の方は、電話番号を入力してください
- 相手の時間 (身銭ポイント: 30pt)
- 例: 30分間の製品デモを見学する
- 現金のデポジット(身銭ポイント: 50pt)
- 例: 予約リストに名を連ねるため50ドルのデポジットを支払う
- 注文(身銭ポイント: 250pt)
- 例: 製品発売時に初回生産分を手に入れるため、250ドルを支払う
なるほど。ラフであればあるほど、その後使ってくれる可能性が低くなるのか。
アイデアを磨くためのいくつかのフェーズ(CPF/PSF/PMF)
「起業の科学」や「Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)」に出てくる話。
- CPF: カスタマー・プロブレム・フィット
- 課題の質を上げるフェーズ
- 「本当に課題を持つ人がいるか?」を検証する
- PSF: プロブレム・ソリューション・フィット
- ソリューションの検証をするフェーズ
- 「本当に課題を解決する方法か?」を検証する
- PMF: プロダクト・マーケット・フィット
- MVPなど実際に作成して、人が欲しがるものを作るフェーズ
その後のスケールしていく話も書いてあるが、主にはこの3つ。
自分の場合、CPFやPSFをせず、いきなりMVPを作ることが多い
「作りたいから作ってる。自分の課題を解決するために作ってる。」 ということが多いので、いきなり作りがち。
作ることが目的でもあるので、良いといえば良いのだけれど、
やっぱりある程度は使ってもらえるものを作りたい気持ちはある。
ゆるっと検証できないか?
作り始める前にやるのがいいのは、CPFやPSF。
つまり、この2つ
- 「本当に課題を持つ人がいるか?」
- 「本当に課題を解決する方法か?」
これだけであれば、Googleアンケートだけでいけるのでは?
と思って、2つのツイートを投稿。
1~2分でできるアンケートも作ってみた(*´ω`*)
— きらぷか📚積読ハウマッチ/カブれこをリリース🎉 (@kira_puka) July 10, 2020
よかったら、回答ください!!
さらによかったら、RT拡散お願いします!!https://t.co/oqdKK3NZbC
意外と、回答してくれるよう(´ω`)
アンケート結果はこんな感じ
1.5日分のくらいで15件。質問は6件ほど。
目的は「本当に課題を持つ人がいるか?」と「本当に課題を解決する方法か?」の確認と、
身銭を切ってくれるユーザがいるかを確認している。
使ってみたい人のうち60%が通知しても良いと回答してくれている結果だった。
MVPを作り始める基準としては割と良いかも知れない。
しかし、バイアスはすごそう
いくつか気になる点はある。
- Twitterなので、フォロワーの属性に偏りがある
- アンケートは任意なので、回答しない場合の数値はとれない
なので、良い結果になる傾向がある気がしているが、
なにもないよりもすごく参考になる。
次のフェーズとして
TwitterとGoogleフォームだけでも軽くの検証はできそう感じがする。
一定数の相談OKな人がいるのであれば、MVPの検討に進んでも良いかも。
または、LPや事前登録サイトを作って、FF外で検証を進めるのもありかも。
とはいえ、「だれか使ってくれる人がいる」と思える情報があるだけでも、
モチベーションが高まるのは違いない(´ω`)
アンケートはまだまだ募集中です!!
もしお時間あれば、ぜひ(´ω`)!!