需要があるらしいので、フリーランスになるためにやっていたことをまとめてみた。
前提や環境も違うので、そのままは使えないかもしれないけど、ご参考程度に。
ざっくりまとめ
- フリーランスになる前にやったこと
- 個人開発/Paizaでスキルチェック/クラウドソーシング登録/読書
- 副業フリーランス中にやったこと
- 極小案件~小規模案件の受注/個人開発/Paizaで求人チェック
- 専業フリーランスになる直前にやったこと
- 事務手続きの確認/シミュレーション
- 専業フリーランスになった後に続けていること
- プロフィール更新/個人開発/資格取得/技術書・技術記事でキャッチアップ
- おまけ1: 参考文献(役に立った本たち)
- おまけ2: ランサーズのプロフィールページ
はじめに
簡単にどんな会社員だったかを、少し。
- 業務系のSIer系。新卒で入社で5年目くらい?
- 最初はPGでコードを書いていたが、次第にPLなど管理主体に
最初はよかったけど、年次が上がるに連れ、いろいろ会社についてわかってくる。
- 会社はPMが出世する仕組み。開発が好きなので、たのしくない
- 組合も中堅以上の施策ばかりで、苦しいのが続きそう
- 大手も潰れたり、リストラがはじまる
安泰はないので、どうにでもなるようにしておかないと
というのが、いろいろ始めるに至った理由。
とりあえず、市場価値の高くしておけば、
社内でも社外でも生きていけるかなと思っていた。
はじめるまえの不安と悩み
楽しく生きるための、ざっくりとした方向性としては3つ
- 社内で頑張る
- 転職する
- 独立する
の3つかなと。
転職/独立するにしても、
- ポートフォリオ的な客観的に見せれるものもない
- 社内の業務はできるが、他で通用するかわからない
- 世の中のお仕事はどんなものがあるか知らない
というのが、当初の悩み。つまり、何もわからないし、何も伝えれない。。
フリーランスになる前にやったこと
最初にやったのは、主に
- 知らないことを減らすと
- スキルアップ
がメイン。「井の中の蛙」状態なので、すこしずつ調査を初めてみた。
主にやったのは以下の5つ
1. 個人開発: 全行程を体験
開発工程を一人で全部やったことはなかったので、AndroidアプリやWebサービスを作ったりしていた.
個人開発だと、
- 企画〜開発や運用・保守の一貫して体感できる
- 一人なので、自動化や再利用などの効率も考える
ので、一人請負でやるには良い疑似体験だったかなと今では思う。
2. スキルチェック: Paizaの問題を解く
客観的なコーディングスキルレベルがわからないので、解きまくった。
Aくらいまで何度も何度もやった。満足したので、途中でやめてしまったけど。。
参考年収なども出るので、相対的にどれくらいできるかの参考情報にもなるので、
自信もつくし、俯瞰して自分の実力を確認できる。
ちなみに、Aだと推定年収900万〜1000万で上位8%らしいので、いい感じかなと。
3. 仕事内容の調査
自分の業界や業種以外はなんもわからないので、
とりあえず、クラウドソーシングサイトに登録して、募集中の案件を見てみた。
登録したのは、LansersやClowdWorksをメインにいくつか
当時は数も少なく常駐ばかりな印象。価格も低いけど、数はまぁまぁ。
若干不安に思っていたけど、1~2年くらい見ていると、
- たまに良い案件がある。時期もすごく重要
- 募集時の説明が足りないけど、質問すると丁寧に返してくれる人がいる
という感じがしてきたので、意外と良さそうかも?と思いはじめる
4. 開発関連の本とかを読む
当時の本業がマネジメント業だったので、そういう本は読んでいたけど、
設計とかアーキテクチャとか、そういった部分が足りないかなと。
なので、復習や知らないことの穴埋めのため、古い本から新しい本まで読み始めた。
ボーナス入ったら、必ず2~3万分買ってたと思う。
昔から本が好き。本は体系化されているので、
なにかを学ぶ時は本で一通りさらって、気になるとこはWebで調べてる。
この知見は本業でも活かせたし、実際本業のマネジメントの質も向上し、
残業が減って、自分の時間が増えていった。良い循環。
5. 最新の情報を収集
最新の情報もある程度、知っておかないと、
ずっと「井の中の蛙」状態だし、話も合わないのと思い、RSS登録しまくる。
登録したのは
あたり、今だとQiitaとかも?
タイトルだけ全部読んで、今の流れや気になるトピックを収集。
よい記事があれば、しっかり読んで、個人開発で取り込むというのを繰り返してた。
副業フリーランス中にやったこと
だいたいこの頃になると、なんとなく、
- 自分のスキルがどのくらいか。なにが足りないか
- どんな仕事があるのか。どんな技術がHOTで求められているか
が見えてきた。
足りないスキルの拡充すればいいとして、次に、
「自分でも受注や開発ができるのか?」
というのが不安になってくる。
なので、小さい案件から試してみることに。副業フリーランス時代である。
1. ランサーズなどで小さな案件を受けてみる
とりあえず、土日の少しの時間で、できそうなものからやってみる。
VBAやマクロとかから初めたかも?(あまり覚えていない。。)
このあたりは安いけれど、経験や実績をつけるため、
ひどい予算じゃない限り応募していた。
実績0の頃は募集しても当選しなかったけど、ある程度実績がたまるといい感じに。
やはり、実績や完了率・評価・24時間以内の返信率が判断ポイントのよう。
そのあたりは意識しつつ、失礼のないように、ビジネスマナーの本なども読み始めた。
メールは表情や感情が伝わりにくいので、マナーや文章表現はすごく気にしはじめた。
同僚ではないし、依頼してくれる層は自分よりも目上、気持ちよく依頼いただけるように技術以外の研鑽も必要。
続けると内容も変化し、
VBA→個人用クライアントアプリ→Webサービス/アプリ開発
と言った感じに。
安定してWebサービスまで受けれるようになるのに、1年くらい? 少しずつ広げた感じ。
プロフィールをちゃんと書いていたのも良かったかも?
キーワードを入れておくと、検索しやすいっぽい。
2. 個人開発
足りないスキルもわかってきたので、個人開発しながら、いろいろ試してみる。
いろいろ試してリリースしておけば、ポートフォリオとしても使えるかなと。
募集案件の傾向からもどういう技術があったほうがいいかがわかるので、
あったことあります!と言えるのは大きいと思ってた。
実際提案時に、そういう話もできるのでやっといてよかったと思う。
3. Paizaで求人チェック
自分の客観的な市場価値を確認するために、求人もチェック。
スキルチェックするとオファーが届くようになるので、それも参考に。
フリー以外にも転職もあると思っていたので、どれくらい転職できそうかをみてた。
フリーになってもだめだったら再就職もありなので、その参考にも。
意外と、現職と同等やそれ以上のオファーを多数いただけたので、
生きていけそうかな?と思い始めた。昔なので、今やると違うかもだけど。。
とはいえ、参考になったし、自信もついたので、継続していた。
今だと、PaizaよりもAtCoderがいいかも?
専業フリーランスになる直前にやったこと
副業をある程度続けていると、最大値も上がってくるし、単価も上がってきた。
だいたい本業の1/3くらい。土日だけでコレなら真面目に考えてもいいかもと。
このころだと、募集しなくても、直接チャットで相談いただけるようになったので、
なにもしなくても、仕事が途切れない状態になってきた。
ここで、「フリーランスでもいけるのでは!?」を真剣に考えるように。
ただ、家族もいるので「本当に大丈夫か!?」を確認した。
1. 事務手続きの調査
フリーランスについて、ざっくりとしか知らないので、いろいろ情報を漁る。
主に、
という感じ。それぞれメリット・デメリットがあるので、
いろんなサイトや本を見ながら確認。2ヶ月ぐらい見てたかも。
2. 収入のシミュレーション
事務関係の情報も集まったので、案件の傾向などから、
本当に生きていけるのか、食わせていけるのかを、いろいろシミュレーション。
結果としては、募集件数も増えているので、当面は食いっぱぐれないかなと。
収入も増えて、家族との時間も増えそうな結果に。
結果としては、実際にそんな感じになっていて、まだまだ食いっぱぐれなさそうな感じ。
大丈夫そうかもと思ったのの一員として、国や各種団体が、個人事業者向けの施策や保証を発表したのも大きかった。 日本でも認知度が上がり、いろいろ動きやすくなりそうかなと。 恩恵を受けた感じはまだないけれど。。
とはいえ、最後は思い切り
いろいろはじめてから2~3年?くらい、いろいろ考えてた。
8割がた大丈夫かな?とも思ってたけど、踏ん切りはつけにくい。。
踏ん切りつけれたのは、記念日的な年齢だったかも。
ちょうど30歳のときだったので、新しい人生を歩むのもいいかなと。
35歳くらいまでなら、再就職できそうな感じもあったので、
とりあえず、1~2年やってみて、だめなら再就職しよう!と時間を決めた。
そろそろ「とりあえず期間」が終わるけど、
意外と生きているし、生きていけそう。
専業フリーランスになった後に続けていること
いろいろ考えてみて、余暇も収入も増えそうなので、退職を決意。自由業の道へ。
とはいえ、初めて見ると、足りないことがいっぱいなので、日々研鑽。流れが早い。。
以下のこと、今も続けている。
- クラウドソーシングのプロフィール更新
- ぎっしりちゃんと書く。スキルが増えたら追加する。
- 世の中の流れに合わせて内容を変える。
- 個人開発
- 必要な技術/これから来そうな技術を試してみる。
- 収入源が請負だけだと不安なので、収益化へシフトも。
- 知見やノウハウは仕事でも活かせる
- 最新の情報を収集
- 本とかを読む
- 案件をやってみて足りない部分の習得。効率化を考える
- 特に上流。要件定義や設計スキルは、重宝されるし、言語やFWに依存しない知識
- 資格取得
- 本以外の体系的な知識習得の一貫として継続
- とりあえず、IPAの高度技術者を半分くらいとりたい。
- ローン組むときにも使えるらしい。
常に時間は足りないので、計画して、できたか確認して、再計画みたいなのの繰り返し。
できないのは仕方がないので、やった結果からどうすればいいかを考えてる。
おわりに: ざっくりまとめ
ざっくりまとめると、
- 知らないことをなくしてく
- 小さく初めてみて、できることを増やす
- 行けそうだったら思い切ってやる。
- だめだったら、戻ってもOK
という感じで、やってます♪
先のことはわからないので、定期的に振り返りつつ、
軌道修正すれば、なんとかなるかなーと!
ぼくはこんな感じで始めてみましたが、
他の人達はどうなんでしょ?お役に立てたらうれしいな(´ω`)
気になるところやもっと聞きたいことがあれば、
Twitter(@kira_puka)のDMやブログにコメント貰えれば!
いえないこともあるので、そのときはごめんなさい。゚(゚´Д`゚)゚。
(ちなみに、嫁ブロックは華麗にかわしました)
おまけ1: 参考文献(役に立った本たち)
参考になったビジネス書系本たち。
技術書は好みや方向性もあるので心得的なものだけ。
個人事業主関連
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フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。
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- 作者: 神垣あゆみ
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おまけ2: ランサーズのプロフィールページ
こんな感じ。認定ランサーですヽ(=´▽`=)ノ
クラウドワークスもプロランサーになったけど、
ほぼ使わなくなったので、一般に格下げ。。
ちゃんと使い続けないといけないので、
どちらかに注力するのが上げやすいかも。
おまけ3: 次回作案
反響や要望があったら合間を見て、書く予定のネタ
思いついただけで、書ききれない気もしますが。。(-_-;)
1が情報商材ぽっくてアレな感じ。。