くらげになりたい。

くらげのようにふわふわ生きたい日曜プログラマなブログ。趣味の備忘録です。

リーンスタートアップを読んだけど、個人開発者にもかなり響いた。。

読もう読もうと思っていたリーススタートアップをやっと読んだので、その感想文。
というか、気になった言葉のクリップ集

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リーン・スタートアップ

リーン・スタートアップ

p.17 リーンスタートアップの方程式
  1. アントレプレナーはあらゆるところにいる
  2. 起業とはマネジメントである
  3. 検証による学び
  4. 構築-計測-学習
  5. 革新会計(イノベーションアカウンティング)
p.87 2つの仮説

1.価値仮説(value hypothesis)
 プロダクトが本当に価値を提供できるか否か
2.成長仮説(growth hypothesis)
 アーリーアダプタから全体へどう広がっていくか

p.91 4つの問

なにかを作りたいと思ったときに確認する4つの質問

  1. 我々が解決しようとしている問題に消費者は気づいているか?
  2. 解決策があれば消費者それを買うか?
  3. 我々から買ってくれるか?
  4. その問題の解決策を我々を用意できるか?
p.92 作り始める前に考えること

製品の売り方と作り方がわかるまで、エンジニアリングの労力をつぎ込んでも意味がなかったのです

p.94 成功とはなにか

「これまでは皆、自分の作業の完遂に向けてどこまで進んだかで評価されてきた」
「成功とは機能を提供することではありません。成功とは、顧客の問題をどうしたら解決できるのかを学ぶことです。

p.106 エンジニアとマネージャ

「たとえばエンジニアとはできる限り効率的にモノを作る方法を学んだ人たちだ」
「マネージャーにはホワイトボードを使って戦略を練ったり学んだりする専門ががいる」
「アントレプレイナーの多くは『アイデア』『製品』『データ』という名刺の部分にエネルギーを集中する」

p.106 大事なこと

最初の製品を優れたデザインで送り出す、あるいはデータや評価数値に一喜一憂するわけだ。
しかし、これさえできれば大丈夫というほど重要な活動などない
むしろ、大事なのは、このフィードバックループの1周に要するトータルの時間を最小にすることだ。

p.119 現地現物

顧客を実際に確認して理解し、それをベースに戦略的な意思決定を行うことはとても重要で、トヨタ生産方式を支える中心原理のひとつにもなっている。
トヨタではこれを現地・現物と呼び、リーン生産方式を表すキーワードとしている。
英語ではこれを 「自分で行ってみること」 と表現し、深い直接的知識に基づいて事業の意思決定を行うべきといさめる言葉にしている。

p.123 デザインと顧客の原型

最初に顧客と接するときに求めるのは、最終的な回答ではない。どういう人が見込み客なのか
また、彼らがどういう問題を抱えているのかを大まかに理解するのが目的だ。

これさえ理解できれば、ターゲットとする顧客の人間性を記した文書という形で顧客の原型が作れる。
これがなければ製品開発も進めれられないし、訴求したいと考える顧客に合わせて製品チームが日々行う意思決定に優先順位をつけることもできない

p.146 顧客の理解と品質

誰が顧客なのかがわからなければ、なにが品質なのかもわからない

価値があるという顧客が思う結果を出すことにエネルギーを集中しなければならない。

品質に関する議論は、顧客が価値を認める製品の特性はわかっているとして行われる。
しかし、これは思い込みに過ぎず危険なことが多い。誰が顧客なのさえよくわかっていない場合もあるのだ

p.163 成長の原動力 / エンジンのチューニング

新規顧客のアクティベーションが成長の原動力であり、
かつ、そのベースラインが望ましいレベルよりも低いという仮説がある。

デザイン変更で新規顧客のアクティベーション率が改善しなかった場合、
新しいデザインは失敗だったと判断しなければならない。これは重要なルールだ

優れたデザインとは顧客の行動を改善するもの」なのだ

p.170 ピボットかどうかのシンプルなリズム

毎回、くり返されるのは、「ベースラインの設定、エンジンのチューニング、方向転換か辛抱かの判断」というシンプルなリズムである。

定量的成果が悲惨になった結果、失敗だと宣言せざるをえなくなり、それが定性的な研究を行うモチベーションにゃコンテキスト、余地を生む。 この研究から検証すべき新アイデア-新仮説-が生まれ、ピボットの道が開ける。方向転換するとさらなる実験の機械が生まれ、このサイクルがくり返される。

p.177 3種類の勉強のやり方

「SATの勉強でも数学の勉強でも、勉強のやり方は3種類に分けられます。専門家とやる、ひとりでやる、仲間とやる、です。」

p.192 3つの「しやすさ」の価値
  1. 行動のしやすさ
  2. わかりやすさ
  3. チェックのしやすさ が尺度として重要である。
p.231 ピボットの様々なタイプ
  1. ズームイン型 ... 機能の一つだったものを製品全体にする
  2. ズームアウト型 ... 製品全体を一つの機能として、とらえ直す
  3. 顧客セグメント型 ... 対象の顧客を変える
  4. 顧客ニーズ型ピボット ... 対象顧客は変えず、解決する課題を変える
  5. プラットフォーム型 ... アプリからプラットフォーム、またその逆
  6. 事業構造型 ... B2BからB2C、C2Cに変える
  7. 価値捕捉型 ... 提供する価値の捉え方を変える
  8. 成長エンジン型 ... 成長戦略を変える
  9. チャネル型 ... 顧客へ繋がるチャネルを変える
  10. 技術型 ... 同じソリューションを新しい技術で実現するように変える

所感まとめ

グサグサ刺さるとこをピックアップしてみた。

ざっくりとしては、こんな感じかなと。

  1. だれが顧客か、なにが課題か、なにが価値か考える
  2. 検証できる指標値と検証サイクルをつくる
  3. ある程度うまくいくことがわかるまで、つくらないほうがよい

わりと、いきおいや雰囲気で企画をしがちがだけど、これに従えば、 企画とかもロジカルに整理/検証できる感じがしておもしろい(´ω`)

以上!!

リーン・スタートアップ

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Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)

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図解リーン・スタートアップ成長戦略

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Lean Analytics ―スタートアップのためのデータ解析と活用法 (THE LEAN SERIES)

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